「へ~VBAフォームってこんなすごいこともできるんですね!」といわれるくらいきれいなVBAフォームをつくるアドバイスをしていこう。
つねにおしゃれできれいなフォームにする7つのアドバイスとは?
- 縦と横を意識する
- 余白をあける
- フォントカラーを黒→黒に近い灰色にする
- 複数項目がある場合はグループ化する
- 文字の大きさをひかえめにする
- フォントを「メイリオ」または「Meiryo UI」にする
- 1つ1つにオブジェクト名をしっかりつける
この7つすべて大事だ。なぜ大事なのか1つづつ説明していく。
アドバイス1 -- 縦と横を意識する
目に見えない縦と横の線を意識することが最初のアドバイスだ。
たとえば、美術館にいったとしよう。そこにはいろんな絵がかざってある。ふとつぎの絵を見たら額縁の右側が5cmくらいずれてたらちょっと気になるよね。フォームでも同じ。
気になってフォームの内容に集中できなくなり入力ミスにつながる。だから目に見えない縦と横の線を意識しよう。
アドバイス2 -- 余白をあける
余白を一定の間隔であけること。ラベル1つ分とかテキストボックス1つ分とか。大事なのは決めた幅を一定に保つこと。
1つ目のテキストボックス外側の余白がラベル1つ分、2つ目テキストボックス外側の余白がテキストボックス1つ分とかバラバラにならないようにしよう。
見栄えがわるくなるうえ、ごちゃごちゃした印象をユーザーにあたえることになる。
アドバイス3 -- フォントカラーを黒→黒に近い灰色にする
フォントカラーを黒→黒に近い灰色にすることで、ユーザーの目にやさしいフォームとなる。
やりかたとしては、フォームを追加した最初の画面で右クリック→プロパティ→「ForeColor」の色をパレットで「1番左下から上に4つ目の黒に近い灰色」にするとちょうどいい。
黒に近い灰色にするという、たったこれだけで目にやさしく疲れないフォームになる。
アドバイス4 -- 複数項目がある場合はグループ化する
項目が複数になる場合は、グループ化することが大事だ。とたんに見やすくなる。
フォームをつくるときのツールボックスに「フレーム」というのがあるはずだ。そのフレームでグループ化する。
たとえば、中華料理屋のメニューにいろんな味のチャーハンや餃子、麻婆豆腐があるだろう。それぞれ料理の項目がしっかり分けられてて見やすくないか?フォームも中華料理屋といっしょだ。
アドバイス5 -- 文字の大きさをひかえめにする
文字の大きさをひかえめにすること。大きくても14~16pxぐらいだ。ラベルなら8~12pxの間におさめるといい。
ラベルを強調したくて、大きな文字にしてるなら太文字を使って強調しよう。強調したいのは分かるが、文字の大きさをひかえめにしないと「くどい」と思われる。
フォームは使ってもらうが前提なので、使いたくないと思われないように注意しよう。
アドバイス6 -- フォントを「メイリオ」または「Meiryo UI」にする
フォントを「メイリオ」できれば「Meiryo UI」にしよう。見やすさがだんちがいだ。見やすさに関しては王道中の王道といっていいほど。
ちなみにフォームだけじゃなく、普段VBAでツールをつくるときも表示などは「Meiryo UI」でいい。
Excelにいたっては「Meiryo UI」を選択しておけば間違いはない。今すぐにフォントを変えよう。
アドバイス7 -- 1つ1つにオブジェクト名をしっかりつける
ラベルやコンポボックスなどなど。その1つ1つにオブジェクト名をしっかりつけよう。
フォームに対するコードのきれいさを保つためにやること。目に見えないコードをきれいにしてこそ「真のフォーム」といっていい。
なに?オブジェクト名のつけかたはどうやるのかって?それは→でできるからさっそくやってくれ。
まとめ: もっときれいにフォームを作りたいならデザインを学ぼう
- 縦と横を意識する
- 余白をあける
- フォントカラーを黒→黒に近い灰色にする
- 複数項目がある場合はグループ化する
- 文字の大きさをひかえめにする
- フォントを「メイリオ」または「Meiryo UI」にする
- 1つ1つのオブジェクト名をしっかりつける
あなたは気づいただろう...「あれ?これデザインの知識も必要じゃね?」って。
そのとおりだ。フォームをつくるにはVBAの知識じゃなくデザインの知識が必要。そこで今回は手っ取り早くデザインの知識が手にはいる本を下記に2冊用意した。
見てみるともっときれいにフォームがつくれるようになること間違いない。